外部人材活用とは?メリット・デメリットや活用方法、成功のポイントを解説

「外部人材活用とは、具体的にどのような取り組み?」
「外部人材を活用することで、どのようなメリット・デメリットがある?」
このように疑問をお持ちではありませんか?
外部人材活用とは、社外の人材が持つスキルや経験を自社の業務に活用する取り組みです。自社に不足する専門知識やノウハウを補えるほか、必要なタイミングに合わせて人材を確保できるメリットがあります。
本記事では、外部人材活用の基本的な仕組みから、注目される背景、メリット・デメリットを詳しく解説します。記事の後半では、委託できる業務の種類や活用を成功させる進め方、外部人材活用の成功事例まで紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
✓この記事でわかること
TAKUWIL(タクウィル)プロでは、14,000名を超える外部人材ネットワークの中から、企業の経営課題に応じた人材を提案しています。プロジェクト単位・3ヶ月からの契約が可能です。雇用リスクを抑えながら、必要な期間だけ専門人材を活用できます。
外部人材の活用をご検討の企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
外部人材活用とは?

外部人材活用とは、業務委託や顧問契約といった形で社外の専門人材の知見を取り入れ、経営課題の解決や業務の推進を図る取り組みです。正社員としての直接雇用とは異なり、必要なプロジェクトや期間に応じて、柔軟に契約できる点が特徴です。
対象となる人材は、実務経験が豊富なフリーランスや、企業経営に携わった経験を持つ外部人材、業界の専門知識を持つ顧問など多岐にわたります。単純な作業の代行ではなく、経営課題の解決に直結する知見やノウハウを取り入れる手段として、多くの企業が活用を進めています。
外部人材の活用が注目されている背景

なぜ今、外部人材の活用が注目を集めているのでしょうか。ここでは外部人材の活用が注目されている背景について確認していきましょう。
✓外部人材の活用が注目されている背景
人手不足が深刻化している
日本国内では、少子高齢化に伴う労働人口の減少が進んでおり、多くの企業が限られた人員で事業を運営せざるを得ない状況にあります。正社員採用だけで必要な人員をすべて確保することは、現実的に難しくなりつつあるのが実情です。
こうした状況を背景に、必要な業務量やスキルに応じて、外部の人材を活用する動きが広がっています。人手不足を補う選択肢のひとつとして、外部人材活用への注目度が高まっています。
働き方が多様化している
副業・兼業を認める企業が増加し、フリーランスとして働く人材も増えています。個人のキャリア観の変化によって、企業に属さず、複数の企業のプロジェクトに関わる働き方を選ぶ人材が珍しくなくなりました。
実際に、総務省の「令和4年就業構造基本調査」によると、副業をしている非農林業従事者は2017年の245.1万人から2022年には304.9万人へ増加しています。
こうした人材が市場に増えたことで、企業側も正社員採用にこだわらず、業務委託などの形で高度な専門性を持つ人材と関わりやすくなっています。
専門人材の採用難が続いている
DXやAI活用、新規事業開発など、専門性の高い分野を担う人材の需要が高まっています。一方で、こうしたスキルを持つ人材は限られており、必要な人材を正社員採用だけで確保することが難しい企業も少なくありません。
こうした専門人材の採用難を背景に、正社員採用だけでなく、業務委託や副業・兼業などの外部人材にも人材確保の選択肢を広げる企業が増えています。
外部人材を活用する3つのメリット

ここでは、外部人材を活用するメリットを3つ紹介します。
✓外部人材を活用する3つのメリット
メリット①|専門的なスキル・ノウハウを取り入れられる
外部人材を活用するメリットのひとつは、社内に存在しない高度な専門知識や実務経験を、すぐに取り入れられる点です。自社でゼロから育成するには年単位の時間がかかるようなスキルであっても、外部人材であれば即戦力として活用できます。
例えば、経営コンサルティングの経験を持つ人材であれば、経営課題の整理から解決策の立案まで、実践的な知見を提供してもらえます。特に専門性の高い課題に取り組む際は、外部人材が持つ知識や経験を取り入れることが有効です。
メリット②|必要なタイミング・期間に合わせて人材を確保できる
外部人材は、正社員採用と異なり、プロジェクトの規模や期間に応じて柔軟に契約できます。長期的な雇用を前提としないため、課題が解決した後の人員配置に悩む必要がありません。
例えば、新規事業の立ち上げ期のみ、専門知識を持つ人材を短期集中で活用するといった使い方が可能です。必要な期間だけ人材を確保できる柔軟性は、外部人材ならではの強みといえます。
メリット③|新しい視点やアイデアを取り入れられる
外部人材を活用することで、社内にはない新しい視点やアイデアを取り入れられます。外部人材は、他社での経験や異なる業界での知見を持っているためです。
例えば、複数の企業で経営課題の解決に携わってきた人材であれば、自社だけでは気づきにくい課題を客観的に捉え、新たな解決策を提案してもらえる可能性があります。このように、外部人材の活用は、社内だけでは得にくい知見や発想を取り入れ、新たな解決策を検討するきっかけにもなります。
なお、TAKUWIL(タクウィル)プロは、14,000名を超える外部人材ネットワークから、専任コンサルタントが、貴社に最適な人材を選定します。プロジェクト単位・3ヶ月からの契約が可能なため、まずは小さな課題から試してみることも可能です。
外部人材を活用する3つのデメリット

メリットが多い外部人材活用ですが、あらかじめ理解しておくべきデメリットもあります。
✓外部人材を活用する3つのデメリット
デメリット①|社内にノウハウが蓄積されにくい場合がある
外部人材に業務を任せきりにすると、その業務に関する知見やノウハウが、社内の従業員に蓄積されにくくなる場合があります。契約終了後、同じ業務を自社だけで再現できず、再び外部人材に頼らざるを得ない状況になりかねません。
こうした事態を避けるためには、外部人材が持つ知見を、社内の担当者へ意識的に引き継ぐ仕組みを整えることが大切です。業務代行ではなく、社内人材の育成も見据えた協働体制を意識しましょう。
デメリット②|コミュニケーションや情報共有が難しくなる場合がある
外部人材を活用する場合、社内の従業員と比べてコミュニケーションや情報共有が難しくなる可能性があります。稼働日数や勤務時間が限られていたり、社内の情報共有の仕組みに十分なじんでいなかったりするケースがあるためです。
例えば、緊急の意思決定が必要な場面で、外部人材との連携に時間がかかり、対応が後手に回ることも考えられます。こうした事態を防ぐためにも、定例ミーティングの実施やチャットツールの活用など、日常的に情報を共有できる体制を整えておくことが大切です。
デメリット③|情報漏えいなどのセキュリティリスクがある
社外の人材に機密性の高い情報を共有する以上、情報漏えいのリスクはゼロにはなりません。契約内容や情報管理のルールが曖昧なまま業務を進めると、重要な経営情報が外部に流出するおそれがあるため、注意が必要です。
秘密保持契約(NDA)の締結や、アクセス権限の適切な管理など、セキュリティ面での対策を事前に講じておきましょう。また、信頼できる仲介会社を通じて人材を確保することも、リスクを軽減する方法のひとつです。
外部人材に委託できる業務の種類

外部人材に委託できる業務は、単純作業から経営レベルの意思決定まで、幅広い範囲にわたります。ここでは3つのレベルに分けて紹介します。
✓外部人材に委託できる業務の種類
実務・実行業務
データ入力や資料作成、Webサイトの運用といった、比較的定型的な実務・実行業務も、外部人材への委託対象です。専門スキルを持つ外部人材に任せることで、社内の人員をより付加価値の高い業務に集中させられます。
例えば、経理業務や採用事務のサポートなど、専門知識を要しつつも定型化しやすい業務は、外部人材との相性が良い領域です。こうした業務を外部に切り出すことで、社内の業務負担を軽減し、限られた人員をコア業務に充てやすくなります。
戦術・業務改善
戦術・業務改善では、以下のような業務を外部人材に任せられます。
- 既存の業務プロセスの見直し
- 製造現場の生産性改善
- 営業プロセスの改善
- 業務効率化に向けた施策の立案
- 業務フローの設計・改善
外部人材は、他社で培った経験や専門知識を活かし、社内だけでは気づきにくい課題や非効率な業務を客観的な視点から洗い出せます。また、課題の特定だけでなく、実務経験に基づいた改善策の提案や実行支援まで任せることで、業務効率化や生産性向上につなげられます。
戦略・企画業務
外部人材には、新規事業の立ち上げや中期経営計画の策定、DX戦略の策定など、経営に関わる戦略・企画業務も任せられます。経営経験や専門知識を持つ人材を活用することで、社内だけでは不足しがちな知見を補える点がメリットです。
例えば、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の策定・見直しや、新規事業開発、DX推進など、経営の根幹に関わるテーマについても支援を受けられます。外部の客観的な視点を取り入れることで、経営課題の整理や戦略立案を進めやすくなります。
外部人材の探し方・活用方法

外部人材を探す方法には、いくつかの選択肢があります。
| 探し方 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| マッチングエージェント | 自社の課題や求めるスキルに応じて人材を紹介してもらえる | 専門性の高い人材や即戦力を確保したい |
| クラウドソーシング | プラットフォーム上で募集し、条件に合う人材へ業務を依頼できる | 定型業務やスポット業務を依頼したい |
| リファラル | 社員や取引先などから人材を紹介してもらう | 信頼できるつながりから人材を探したい |
| SNS募集 | SNSで募集情報を発信したり、候補者へ直接アプローチしたりする | 幅広く候補者との接点をつくりたい |
自社で個別に人材を探す場合、スキルや実績の見極めに時間がかかるうえ、契約や情報管理のリスク管理も自社で担わなければなりません。一方、外部人材の紹介実績が豊富な専門会社を利用すれば、自社の経営課題に応じた人材の紹介や、契約面でのサポートを受けられます。
そのため、初めて外部人材を活用する企業でも、スムーズに導入を進めやすくなります。自社の状況や委託したい業務に求められる専門性を踏まえ、適した方法で外部人材を探しましょう。
なお、TAKUWIL(タクウィル)プロでは、独自の人材データベースを活用し、企業の経営課題やプロジェクトに応じた外部人材を紹介しています。経営や事業開発、技術、マーケティング、人事・組織、営業など、幅広い領域の専門人材をプロジェクト単位で活用できる点が特徴です。
「自社に必要なスキルを持つ人材が見つからない」
「専門人材を採用するほどではないものの、外部の知見を取り入れたい」
とお考えの方は、ぜひTAKUWIL(タクウィル)プロへご相談ください。
外部人材活用を成功させる進め方

外部人材の活用を成功させるためには、段階を踏んだ準備が欠かせません。ここでは4つのステップを紹介します。
✓外部人材活用を成功させる進め方
ステップ①|委託業務の整理
まずは、外部人材に任せる業務の範囲や目的を明確にします。依頼内容が曖昧なまま人材を探すと、必要なスキルを判断できず、採用後に「期待していた成果と違う」といったミスマッチが生じる可能性があるためです。
具体的には、解決したい経営課題や達成したい目標、依頼する業務、期間、必要なスキル・経験などを整理します。また、社内で対応する業務と外部人材に任せる業務の線引きも決めておくことが重要です。
業務内容や求める成果を具体化しておけば、人材に求める条件も明確になり、その後の選定を進めやすくなります。
ステップ②|人材選定
委託する業務や必要なスキルが明確になったら、条件に合う外部人材を選定します。過去の実績や経験した業界、得意分野なども確認し、自社の課題との相性を見極めましょう。
例えば、新規事業の立ち上げを任せる場合は、類似する事業の立ち上げ経験や、事業計画の策定から実行まで携わった実績などを確認します。また、実際に面談する際は、業務への理解度やコミュニケーションの取りやすさもチェックします。
スキルや経歴だけでなく、業務を円滑に進められるかといった観点も含めて選定することが大切です。
ステップ③|契約時の確認事項
依頼する外部人材が決まったら、業務内容や条件について双方で認識を合わせたうえで契約を締結します。
認識が曖昧なまま業務を開始すると、業務範囲や成果物、報酬などをめぐってトラブルにつながる可能性があります。契約時には、業務範囲や契約期間、報酬、成果物、秘密保持義務などを明確にしておきましょう。
成果物が発生する業務では、著作権などの権利がどちらに帰属するのかも確認が必要です。また、契約終了時の引き継ぎ方法や中途解約に関する条件なども事前に取り決めておくと、契約終了までスムーズに進めやすくなります。
ステップ④|稼働後のフォロー
契約締結後は外部人材に任せきりにせず、業務を進めやすい環境を整えることが大切です。必要な情報が十分に共有されていなかったり、社内担当者との連携が取れていなかったりすると、外部人材が持つスキルを十分に活かせない可能性があります。
そのため、定例ミーティングやチャットツールなどを活用し、進捗状況や課題を定期的に共有しましょう。あわせて、社内の担当者や相談窓口を明確にしておくと、疑問や問題が発生した際にも対応しやすくなります。
稼働後は成果や進捗を確認しながら、必要に応じて業務範囲や進め方を調整することも重要です。継続的に認識をすり合わせることで、外部人材の専門性を活かしやすくなります。
外部人材活用の成功事例

ここでは、TAKUWIL(タクウィル)プロを活用した大手金融サービス企業の事例を紹介します。
同社では、社内にデータサイエンス部門を設けていたものの、新規プロジェクトを進めるにあたり、アルゴリズム構築に関する専門的な知見が不足していることが課題でした。また、採用市場から有識者を確保することも難しかったため、外部人材の活用を決定しています。
TAKUWIL(タクウィル)プロでは、アルゴリズムエンジニアの経験を持つ外部人材を紹介しました。
主な支援内容は、分析プロジェクトの整理や分析手法・アプローチ方法の提案、分析内容へのフィードバックなどです。月4回の支援を通じて、新規プロジェクトの推進をサポートしました。
その結果、新規プロジェクトで活用する数理アルゴリズムを構築し、業務効率化を実現しました。さらに、外販向けのプロジェクトへと発展しています。
参照:TAKUWIL(タクウィル)プロ「【大手金融業様】新規事業支援(AI・データサイエンスに関する業務支援)」
外部人材活用に利用できる補助金・支援制度

外部人材の活用にあたっては、国や自治体が提供する補助金・支援制度を活用できる場合があります。
例えば、内閣府の「副業・兼業人材活用促進事業」です。プロフェッショナル人材戦略拠点を通じて副業・兼業人材を活用する企業を対象に、人材紹介手数料や人材への報酬、交通費・旅費などの一部を補助しています。
ただし、補助金の実施状況や対象要件、補助額などは地域によって異なります。活用を検討する際は、各自治体やプロフェッショナル人材戦略拠点の公式サイトから最新情報を確認しましょう。
まとめ|外部人材を効果的に活用して事業成長につなげよう

外部人材活用は、人手不足や専門人材の採用難といった課題を抱える企業にとって、専門的なスキルやノウハウを取り入れられる有効な手段です。実務レベルの業務から、経営に関わる戦略・企画業務まで、幅広い領域で活用が進んでいます。
一方で、社内へのノウハウ蓄積や情報共有、セキュリティ面での配慮も欠かせません。委託業務の整理から契約、稼働後のフォローまで段階を踏んで進めることで、外部人材の専門性を活かしやすくなります。
「自社の経営課題に合った外部人材を効率よく探したい」といった方はTAKUWIL(タクウィル)プロをご活用ください。
14,000名を超える外部人材ネットワークから、貴社の経営課題に応じた最適な人材を提案しています。プロジェクト単位・3ヶ月からの契約が可能で、雇用リスクを抑えながら専門人材を活用できます。
外部人材の活用をご検討の企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
この記事の監修者

-
株式会社エスプール
ヒューマンキャピタル事業部 ニアバウンド支援部 部長
株式会社エスプール新卒入社。主幹事業である人材派遣事業を経て、ヒューマンキャピタル事業部へ配属。スタートアップ向け営業支援サービスの営業リーダー就任後、個人売上高3億円を達成。人脈を活用した大手企業開拓手法「ニアバウンド」を発信。
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