【2026年最新】おすすめのABMツール9選を比較!選定ポイントや導入時の注意点も解説

受注可能性や収益性の高い企業を選定し、企業ごとに営業・マーケティング施策を打つ手法を、ABM(アカウントベースドマーケティング)と呼びます。BtoBマーケティングの現場では、限られた営業リソースで成果を最大化するために、導入する企業が増えているのが実情です。
ただし、ターゲット選定やデータ整備を手作業だけで進めると時間がかかるため、ABMツールの導入が検討されます。製品によって得意な領域が異なるため、自社の課題に合うツールを選ぶことが重要です。
そこで本記事では、おすすめのABMツールをタイプ別に比較し、それぞれの特徴や向いている企業を紹介します。ツール選定に迷っている方は、本記事を見てお役立てください。
✓この記事でわかること
ABMツールを活用しても、狙った企業の決裁者・キーパーソンとの商談につながらないケースは少なくありません。ツールによるターゲット選定や分析が整っていても、実際のアポイント獲得は別の課題として残りやすくなります。
タクウィルセールスは、エンタープライズ企業の商談獲得の実行に特化したサービスです。事前に狙いたい業界・企業規模・役職をヒアリングしたうえで、最適な商談機会を提案します。
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【タイプ別】おすすめのABMツール9選を比較

ABMツールは、解決できる課題の領域によって大きく4つのタイプに分かれます。どのタイプのツールが必要かを先に整理してから比較すると、選定しやすくなります。
| サービス名 | タイプ | 特徴 |
| Speeda | 企業データベース・ターゲット選定型 | 1,400万件超の企業データとSFA・CRM連携で、受注しやすい企業を絞り込む |
| SalesNow | 企業データベース・ターゲット選定型 | 1,270万件超の企業データから、ターゲット企業や営業リストを選ぶ |
| SalesRadar | 企業データベース・ターゲット選定型 | 110万社の企業データをもとに、リスト作成・名寄せ・企業情報の更新まで対応できる |
| Sales Marker | インテントデータ・行動分析型 | 1日50億件のインテントデータと520万社の企業データを活用してアプローチできる |
| TRENDEMON | インテントデータ・行動分析型 | Webサイト訪問の匿名企業を可視化し、企業属性別のパーソナライズコンテンツを自動配信する |
| ユーソナー | 顧客データ統合・データ整備型 | 1,250万件の法人データで社内分散データを名寄せ・統合し、MA/SFA/CRMの分析精度を底上げできる |
| FINDFOLIO | 顧客データ統合・データ整備型 | 75万件の法人DBからCRMのリードに売上高・従業員数・部署名などの属性情報を自動付与できる |
| HubSpot | MA・CRM統合型 | CRM・MA・SFAを統合し、営業・マーケティングの情報共有からABM施策の管理・効果測定まで一元化できる |
| Salesforce | MA・CRM統合型 | CRM・SFAを基盤に、ターゲット選定から商談管理・効果測定まで一元化できる |
企業データベース・ターゲット選定型
企業データベース・ターゲット選定型は、企業情報をもとにアプローチすべき企業の抽出や営業リスト作成を支援するタイプです。既存顧客に似た企業の抽出や、SFA・CRMと連携した企業情報の更新などに活用できます。
Speeda

引用:Speeda公式サイト
| 項目 | 内容 |
| 主な特徴 | 1,270万件超の企業データとSFA・CRM連携で、受注しやすい企業を絞り込む |
| 向いている企業 | 大手企業への新規開拓・事業開発で深い市場・企業リサーチが必要な企業 |
| 公式サイト | https://jp.ub-speeda.com/ |
Speedaは、ユーザベースグループのSaaS型経済情報プラットフォームです。
1,270万社超の企業データや3,000本超の業界レポートを活用し、市場調査から競合分析、アカウントプラン作成まで対応できます。
ABM活用では、既存の受注企業と類似する業界・規模の企業を抽出するターゲット選定や、商談前の企業研究・提案資料作成をAI Agentが代行する機能が中心です。IR情報・人事異動・採用情報などの公開情報をリアルタイムで収集し、「今この企業に提案すべき理由」を整理します。
SalesNow

| 項目 | 内容 |
| 主な特徴 | 1,400万件超の企業データから、ターゲット企業や営業リストを選ぶ |
| 向いている企業 | 新規開拓リストの精度を上げたい企業・SFA・CRM連携でターゲティングを自動化したい企業 |
| 公式サイト | https://salesnow.jp/ |
SalesNowは、1,400万件超の企業データを持つ企業データベース型の営業支援ツールです。
業界・規模・インテント・採用動向など豊富な条件から、受注につながる企業を短時間で絞り込めます。SalesforceやHubSpotとの自動連携により、過去の商談履歴と企業データを統合して「自社が得意とする業界・企業属性」を可視化することが可能です。
Salesforce Japan Partner Award 2026「Best Reviewed App」を受賞しており、現場での定着率の高さが評価されています。
SalesRadar

| 項目 | 内容 |
| 主な特徴 | 110万社の企業データをもとに、リスト作成・名寄せ・企業情報の更新まで対応できる |
| 向いている企業 | ターゲットリスト作成と名寄せ・データ整備を並行して進めたい企業 |
| 公式サイト | https://radar.futurewoods.co.jp/ |
SalesRadarは、株式会社FUTUREWOODSが提供するABM特化の営業DXサービスです。
110万社の企業データベースを基盤に、40以上の検索軸を組み合わせてターゲットリストを無制限に作成できます。Excelアップロードだけで約90%の精度で名寄せが完了し、70項目以上の最新企業情報を自動付与します。
採用・移転・代表者変更など、日次で2万社以上の変化情報をキャッチする機能も特徴です。競合製品と比べ「高品質・低価格」のポジションで、累計3,500社以上の導入実績があります。
インテントデータ・行動分析型
インテントデータ・行動分析型は、企業の検索行動やWebサイト上の閲覧履歴などを分析し、自社に関心を持っている企業を見つけるツールです。「今アプローチすべき企業」の優先順位付けや、Webサイト訪問企業の特定・フォローに活用されます。
Sales Marker

| 項目 | 内容 |
| 主な特徴 | 1日50億件のインテントデータと520万社の企業データを活用してアプローチできる |
| 向いている企業 | 今まさに関心が高い企業に絞ってアプローチしたい企業 |
| 公式サイト | https://sales-marker.jp/ |
Sales Markerは、インテントセールス(購買意欲の高い企業への優先アプローチ)を実現するBtoB向けツールです。独自の「セールスシグナル」機能が1日50億レコード以上のWeb行動履歴データを分析し、企業の購買意欲・関心をスコアリングして表示します。
次の3つのインテントソースに対応しており、検討段階を問わず幅広いシグナルを検知できます。
- 1st Party(自社サイト訪問)
- 2nd Party(提携メディア)
- 3rd Party(50億レコード)
520万社の企業データベース、570万件の人物データ、160万件の部署データも保有しており、キーパーソンへの直接アプローチが可能です。メール・電話・広告などのマルチチャネルを組み合わせたシーケンス機能も搭載しています。
TRENDEMON

| 項目 | 内容 |
| 主な特徴 | Webサイト訪問の匿名企業を可視化し、企業属性別のパーソナライズコンテンツを自動配信する |
| 向いている企業 | Webサイトを活用したコンテンツマーケティングでABMを推進したい企業 |
| 公式サイト | https://trendemon.jp/abm/ |
TRENDEMONは、イスラエル発のABMプラットフォームです。
主な特徴は、Webサイトを訪れる匿名企業(フォームを送信していない訪問者)の行動を可視化できる点です。業界・売上規模・会社規模などの企業属性ごとにパーソナライズしたコンテンツを自動配信します。
従来のMAツールでは見えなかった「ダークファネル」の企業を捕捉し、リード獲得前の段階からターゲット企業へのエンゲージメントを高められる点が特徴です。
また、エンジニア不要でサイトの編集やABテストができるため、施策改善をスピーディーに進められます。
顧客データ統合・データ整備型
顧客データ統合・データ整備型は、MA・SFA・CRMなどに分散している顧客情報を企業単位で統合し、表記ゆれや重複データを整えるツールです。
ABMを始める前の「データの土台づくり」を担います。社内のデータが整っていないと、ターゲット選定や行動分析の精度が下がるため、他のタイプのツールを使う前提として必要になる場合があります。
ユーソナー

引用:ユーソナー公式サイト
| 項目 | 内容 |
| 主な特徴 | 1,250万件の法人データで社内分散データを名寄せ・統合し、MA/SFA/CRMの分析精度を底上げできる |
| 向いている企業 | 複数ツールに分散したデータを一元管理し、ABMやマーケティング分析の精度を高めたい企業 |
| 公式サイト | https://usonar.co.jp/ |
ユーソナーは、1,250万件(拠点含む)の法人企業データベース「LBC(Linkage Business Code)」を搭載したクラウド型の顧客データ統合ソリューションです。
社内の複数ツールに散在する顧客データをLBCと照合し、表記ゆれの正規化・重複の排除・企業属性の付与・最新情報への自動更新を実行します。
ABMでは、ターゲット企業を正確に管理・分析するための「データの土台」が欠かせません。ユーソナーを導入することで、MA/SFA/CRMのデータをクレンジングし、セグメント分析やスコアリングの精度を高めることができます。
FINDFOLIO

| 項目 | 内容 |
| 主な特徴 | 75万件の法人DBからCRMのリードに売上高・従業員数・部署名などの属性情報を自動付与できる |
| 向いている企業 | HubSpotなどのCRMリードに企業属性情報を追加し、インサイドセールスのターゲット優先度を上げたい企業 |
| 公式サイト | https://findfol.io/ https://flued.jp/ |
FINDFOLIOは、75万件の法人データベースと400万件の企業ニュース情報を活用し、CRMのリード情報に属性情報を自動付与するサービスです。月額5万円(初期費用無料キャンペーン中)と、比較的手が届きやすくなっています。
リード獲得時に取得できる社名・メールアドレス・代表電話などの基本情報に、売上高・従業員数・業種・法人番号・部署名データを付与します。その結果として、インサイドセールスのアプローチ優先度を判断しやすくなる点はメリットです。
MA・CRM統合型
MA・CRM統合型は、顧客情報の管理からメール配信、見込み顧客の育成、営業活動の管理までを一つの基盤で対応できるツールです。
MAとCRMを統合し、ターゲット企業ごとの接点管理や施策の効果測定を一元化できるタイプです。既存のMA・CRMを活用してABMを始めたい企業に向いています。
HubSpot

引用:HubSpot公式サイト
| 項目 | 内容 |
| 主な特徴 | CRM・MA・SFAを統合し、営業・マーケティングの情報共有からABM施策の管理・効果測定まで一元化できる |
| 向いている企業 | マーケティングと営業が連携しながら、ABMを含む全施策をひとつのプラットフォームで管理したい企業 |
| 公式サイト | https://www.hubspot.jp/ |
HubSpotは、世界135か国以上・30万6,000社超が利用するCRM・MA・SFAの統合プラットフォームです。Marketing Hub・Sales Hub・Service Hubなどのハブを組み合わせることで、リード獲得から育成・商談・顧客維持まで一貫して管理できます。
ターゲット企業ごとの接点や反応を可視化し、営業・マーケティングで情報を共有しながらABMを進められます。HubSpot対応の外部ツールも多く、機能を拡張しやすい点も特徴です。
Salesforce

| 項目 | 内容 |
| 主な特徴 | CRM・SFAを基盤に、ターゲット選定から商談管理・効果測定まで一元化できる |
| 向いている企業 | 大手・中堅企業でSalesforceを中心としたABM推進基盤を構築したい企業 |
| 公式サイト | https://www.salesforce.com/jp/ |
Salesforceは、世界最大規模のCRM・SFAプラットフォームです。
Sales CloudとAccount Engagementを連携し、ターゲット企業の選定から商談管理・効果測定まで一元化できます。AIによるスコアリングや外部ABMツールとの連携にも対応することが可能です。
AIで有望なアカウントを自動特定・スコアリングできるほか、主要なABMツールとの連携にも対応しています。既存の営業データを活用しながら、ABM施策を拡張しやすい点が特徴です。
おすすめのABMツールを選ぶ際のポイント

ABMツールを選ぶ際は、機能の多さよりも自社の課題に合っているかを優先して判断しましょう。
以下の4つのポイントを確認することをおすすめします。
✓おすすめのABMツールを選ぶ際のポイント
ポイント①|解決したい課題に合っているか
ABMツールは、企業データベースやインテント分析、顧客データ統合、MA・CRMなど、製品によって得意な領域が異なります。目的が曖昧なまま多機能なツールを選ぶと、必要な機能を使いこなせず、導入コストだけがかかる恐れがあります。
まずは、次のような自社が解決したい課題を明確にしましょう。
- ターゲット企業を絞り込みたいのか
- 今関心が高い企業を見つけたいのか
- 施策全体を管理したいのか
課題が決まれば、対応するタイプのツールが自然に絞り込まれます。
ポイント②|収録されている企業データの量と精度に問題がないか
企業データを活用するABMツールを選ぶ際は、収録企業数だけでなく、自社が必要とする企業情報を正確に取得できるかを確認することが大切です。
収録企業数が多くても、自社がターゲット選定に使いたい業種・企業規模・利用サービスなどの情報が不足していると、正確に抽出できない場合があります。
公式サイトで収録企業数・データの更新頻度・情報の取得元を確認するほか、自社と近い業界・企業規模での導入実績も参考になります。無料トライアルや小規模での試用ができる場合は、実際のデータ精度を自社で確認してから判断するとよいでしょう。
ポイント③|営業担当者が実際に使いやすいか
ABMツールは、マーケティング部門だけでなく、営業担当者が継続的に利用できるかも重要な選定基準です。検索やリスト作成の操作が複雑であったり、確認すべき画面が多かったりすると、導入後に利用されなくなる恐れがあります。
無料トライアルやデモを利用し、操作性や情報の見やすさを実際に確認しましょう。特に、現場担当者が日次業務で使うことを想定し、業務フローに無理なく組み込めるかを確かめることが大切です。
ポイント④|初期設定以外の支援を受けられるか
初期設定の支援だけでなく、ターゲット選定の相談や活用方法のアドバイス、運用改善のサポートまで受けられるかを確認しましょう。ツールを導入しても、活用ノウハウが社内に不足していると、せっかくの機能が使われないケースが少なくありません。
特に、社内にABMの知識や運用担当者が不足している場合は、伴走支援が充実したサービスがおすすめです。
ABMツールを導入する際の注意点

ABMツールを導入する前に、以下の4つの注意点を押さえておきましょう。
✓ABMツールを導入する際の注意点
事前に把握しておくことで、導入後のつまずきを防ぎやすくなります。
注意点①|ツールの導入自体を目的にしない
ABMツールは、ターゲット企業の選定や顧客データの整理、行動分析などを効率化するための手段です。ツールを導入するだけで商談や受注が増えるわけではありません。
導入前に「大手企業との商談数を増やす」「休眠顧客を掘り起こす」など、ABMツールで解決したい具体的な課題を明確にしましょう。課題が明確になっていないと、どのツールを選べばよいかも定まらず、導入後に活用が止まりやすくなります。
注意点②|導入前に顧客データを整理する
社内の顧客情報に重複や表記ゆれ、古い情報が多い状態では、ターゲット企業の抽出や分析結果の精度が下がります。そのため、ABMツールを入れる前に、データの土台を整えておくことが重要です。
具体的には、会社名の表記を統一し、同一企業の重複データを整理したうえで、必要に応じて業種や売上規模などの企業属性を付与します。
ユーソナーやFINDFOLIOのようなデータ整備型ツールを先に導入してから、ターゲット選定やインテント分析のツールを検討するとスムーズです。
注意点③|営業部門とマーケティング部門で連携する
マーケティング部門がターゲット企業を選定しても、営業部門が優先的にアプローチしなければ成果にはつながりません。ABMツールで生成したターゲットリストや行動分析の結果を、営業現場が活用できる体制を事前に設計するのがおすすめです。
どのような企業を狙うのか、関心度がどの段階になったら営業へ引き渡すのかなど、判断基準を事前に決めておきましょう。HubSpotやSalesforceを使う場合でも、ツール上での情報共有ルールを営業・マーケ双方で合意しておくと、導入がスムーズに進みます。
注意点④|既存ツールとの連携方法を確認する
MA・SFA・CRMと連携できても、すべてのデータを自動で双方向に同期できるとは限りません。連携できるデータ項目や更新頻度、API連携の可否、追加費用の有無を事前に確認しましょう。
連携が不十分な場合は、CSVの入出力や手作業での転記が必要となり、現場の負担が増えてしまいます。そのため、デモや検証環境で実際の連携動作を確認してから契約することをおすすめします。
まとめ

ABMは、受注可能性の高い企業を選定し、営業・マーケティング施策を集中させる手法です。
ABMツールは、ターゲット選定・インテント分析・データ整備・施策管理など、解決したい課題に応じて選ぶ必要があります。自社の課題を明確にしたうえで、必要な機能を持つツールを選びましょう。
また、ABMツールでターゲット企業を特定できても、決裁者・キーパーソンとの接点がなければ商談にはつながりません。そのため、ターゲット選定とあわせて、実際に商談を獲得するためのアプローチ体制も整える必要があります。
タクウィルセールスでは、狙いたい業界・企業規模・役職に応じて、エンタープライズ企業の決裁者・キーパーソンとの商談機会を創出します。ABM施策とあわせて商談化を進めたい方は、ご検討ください。
この記事の監修者

-
株式会社エスプール
ヒューマンキャピタル事業部 ニアバウンド支援部 部長
株式会社エスプール新卒入社。主幹事業である人材派遣事業を経て、ヒューマンキャピタル事業部へ配属。スタートアップ向け営業支援サービスの営業リーダー就任後、個人売上高3億円を達成。人脈を活用した大手企業開拓手法「ニアバウンド」を発信。
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