おすすめのABM支援会社8選を比較|サポート内容や選定ポイントを解説

ABM(アカウントベースドマーケティング)とは、特定の企業をターゲットに定め、営業・マーケティング施策を集中させる手法です。
重要企業への接触数や商談化率を高めたい場合に有効なものの、ターゲット選定から施策実行、効果測定まで一貫して設計する必要があります。社内リソースだけでABMを進めると、ターゲット企業の選定や営業・マーケティングの連携、決裁者への接点づくりなどでつまずきやすいです。
そのため、ABMの立ち上げや実行を支援してくれる外部パートナーの活用を検討する企業も増えています。
本記事では、ABM支援会社のサポート内容や選び方、おすすめの支援会社8選を紹介します。ABMの導入や見直しを検討している方は、社内だけで完結させず支援会社への依頼も検討しながら、本記事をご参照ください。
✓この記事でわかる内容
ABM支援会社の選定や戦略設計を進めても、狙った企業の決裁者・キーパーソンとの接点が不足していると、商談化までつながりにくくなります。
タクウィルセールスでは、事前に狙いたい業界・企業規模・役職などをヒアリングしたうえで、エンタープライズ企業のアポイント獲得を支援しています。ABMの実行フェーズで商談機会を増やしたい方は、タクウィルセールスをご確認ください。
ABM支援会社のサポート内容

ABM支援会社は、支援範囲によって提供内容が異なります。ただし、多くの支援会社が以下の4つの領域を軸にサービスを構成しています。
✓ABM支援会社のサポート内容
順番に見ていきましょう。
サポート内容①|ABM戦略の設計
ABMを成功させるには、最初に目的や成果指標を整理することが重要です。ABM支援会社では、次のような支援を行うケースが一般的です。
- ABMに取り組む目的や達成したい成果を整理する
- 営業・マーケティングの現状や課題を分析する
- ABMの推進体制や役割分担を設計する
- 商談数・受注額など、成果を測るKPIを設定する
戦略設計だけで終わらせると、現場の実行が伴わず成果につながりにくくなります。そのため、自社のどこまでを内製し、どこから外部支援が必要かをあらかじめ整理しておきます。
サポート内容②|ターゲット企業の選定
ABMでは、どの企業を重点的に狙うかを明確にすることが前提です。
支援会社では、まず自社の商品・サービスと相性のよい企業条件を整理したうえで、業種・企業規模・売上などの条件をもとにターゲット企業を抽出します。さらに、既存顧客や企業データを分析し、どの企業から優先的にアプローチすべきかを見極めることも大切です。
アウトプットとしては、企業名に加えて業種・規模・想定課題・優先度・接触役職などを整理したターゲットアカウントリストが作成されます。例えば、営業支援サービスの場合「製造業/500名規模/新規開拓リソース不足/Tier1/営業企画部長」のようなイメージです。
選定精度が低いとリソースを使っても商談化しにくいため、受注実績や継続率の高い顧客層をもとに優先度をつけましょう。
サポート内容③|マーケティング・営業施策の実行
ABMは、ターゲット企業ごとにアプローチを設計し、実行する必要があります。支援会社では、まず企業ごとのアプローチ方法を設計し、広告・コンテンツ・メール・ウェビナーなどの施策を実行します。
インサイドセールスやBDRによる商談獲得の支援に加え、MA・CRM・SFAなどを活用して継続的に接点をつくる支援も必要です。CxOレターや企業名指定広告など、決裁者やキーマンへの接点をつくる施策を扱う支援会社もあります。
自社が不足している実行領域に対応できるかを確認しましょう。
>>【例文あり】CXOレターとは?法人営業で活用するメリットやポイントを解説
サポート内容④|効果測定・改善
ABMは一度設計して終わりではなく、継続的な改善が必要です。支援会社では、次のようなPDCAを回す支援をします。
- ターゲット企業との接触数や商談化率などを確認する
- 施策ごとの成果や課題を分析する
- ターゲット企業の優先順位やアプローチ方法を見直す
- 定期的にPDCAを回し、ABM施策全体を改善する
リード数や名刺数だけを追うと、商談や受注につながっているかが見えにくくなります。そのため、商談化率、受注率、案件単価など、成果地点まで含めて評価する体制を整えることが大切です。
おすすめのABM支援会社8選

ここからは、ABMの戦略設計から施策実行まで支援している会社8選を紹介します。支援範囲や強みが異なるため、自社の課題に合った会社を選びましょう。
| 会社名 | 特徴 |
| 株式会社才流 | 戦略を渡して終わりではなく、営業マネージャー支援まで含めてABMを社内に定着させる |
| Sales Retriever株式会社 | 商談を代行せず、営業チームのリサーチ・リスト整備を支援する |
| 株式会社シャコウ | コンサルに加え、ホワイトペーパー・ウェビナーまで実行支援を行う |
| 株式会社セカツク | ABM戦略設計より、テレアポ・展示会の商談獲得代行を中心に支援する |
| 株式会社リベラルハーツ | CxOレター特化。戦略設計からフォローコールまで一気通貫で対応する |
| ターゲットメディア株式会社 | ABMに加え、儲かる顧客カテゴリーも設計する |
| 株式会社カタセル | 約24,000社のDBとリサーチ部隊でキーマン商談を獲得する |
| 合同会社Wave | マーケ・IS・FSまで、事業成長を見据えた長期的な伴走型支援を行う |
おすすめ①|株式会社才流

引用:株式会社才流公式サイト
| 項目 | 内容 |
| 支援タイプ | コンサル伴走型 |
| 主な特徴 | 戦略を渡して終わりではなく、営業マネージャー支援まで含めてABMを社内に定着させる |
| 向いている企業 | ABMを立ち上げ〜定着まで伴走支援を受けたい企業 |
| 公式サイト | https://sairu.co.jp/service/consulting/marketing-sales/abm/ |
株式会社才流は、BtoBマーケティングと法人営業のコンサルティングを手がける会社です。260社以上の実績をもとに、ABMの立ち上げ・定着支援をはじめ、ターゲット選定やアカウントプラン設計などを伴走します。
Sales Retrieverのようなツール提供や、セカツクのような架電代行ではなく、ABMを社内で回せる状態にすることに注力している点が特徴です。NTTデータやSBペイメントサービスなど、大手企業のABM立ち上げ実績があります。
おすすめ②|Sales Retriever株式会社

| 項目 | 内容 |
| 支援タイプ | ツール型 |
| 主な特徴 | 商談を代行せず、営業チームのリサーチ・リスト整備を支援する |
| 向いている企業 | 大手企業開拓を内製化したい営業・BDRチームを持つ企業 |
| 公式サイト | https://www.sales-retriever.jp/abm/ |
Sales Retrieverは、大手企業開拓向けのAIツールです。「どの企業の、どの部署の、誰に、なぜ今提案するか」を整理し、ターゲットリスト作成やキーパーソン特定、提案骨子の作成を支援します。
才流やターゲットメディアのように施策実行を代行するのではなく、営業・BDRチームのリサーチ工数を削減するのが主目的です。
SalesforceやHubSpotと連携できるため、調べた企業・部署・担当者の情報をそのままCRMに登録できます。営業リストの管理や接触履歴の記録まで、普段使っている営業ツール上でまとめられる点はメリットです。
おすすめ③|株式会社シャコウ

| 項目 | 内容 |
| 支援タイプ | 戦略+実行型 |
| 主な特徴 | コンサルに加え、ホワイトペーパー・ウェビナーまで実行支援を行う |
| 向いている企業 | マーケ専任者がおらず、施策実行まで外注したい企業 |
| 公式サイト | https://shakou-inc.co.jp/shakou-x/ |
シャコウの「shakou-X」は、GTM戦略・KPI設計からABM施策の実行までを担う支援サービスです。BtoBコンサルタントが戦略を設計し、AI-BPOチームがコンテンツ制作や施策運用を実行します。
才流が組織定着の伴走に強いのに対し、シャコウは実行リソースの不足を補う点に強みがあります。最低契約期間は原則6か月〜です。
おすすめ④|株式会社セカツク

| 項目 | 内容 |
| 支援タイプ | 営業実行型 |
| 主な特徴 | ABM戦略設計より、テレアポ・展示会の商談獲得代行を中心に支援する |
| 向いている企業 | 架電・展示会の実行を外注したい法人向けサービス事業者 |
| 公式サイト | https://sekatsuku.jp/ |
セカツクは、成果報酬型のBtoB営業代行会社です。ターゲット抽出から架電、商談設定、展示会での名刺獲得・フォローまでを代行します。
ABM設計支援や、Sales Retrieverのようなリサーチツールとは役割が異なり、実行の腕を借りる用途向けです。コインチェックやマネーフォワードなどへの新規開拓実績があります。
おすすめ⑤|株式会社リベラルハーツ

| 項目 | 内容 |
| 支援タイプ | 営業実行型 |
| 主な特徴 | CxOレター特化。戦略設計からフォローコールまで一気通貫で対応する |
| 向いている企業 | 決裁者への手紙営業を外注したいエンタープライズ向け企業 |
| 公式サイト | https://www.liberalhearts.co.jp/cxoletter/1 |
リベラルハーツは、決裁者向け手紙営業(CxOレター)に特化した営業支援会社でターゲット選定、文面作成、送付、フォローコールまで代行します。
カタセルもレター営業ですが、リベラルハーツはCxOレターと営業戦略設計、カタセルはDBからのキーマン特定と商談獲得の量産が中心です。契約は1か月から対応可能なプランもあります。
おすすめ⑥|ターゲットメディア株式会社

| 項目 | 内容 |
| 支援タイプ | 戦略+実行型 |
| 主な特徴 | ABMに加え、儲かる顧客カテゴリーも設計する(カテゴリーマーケ) |
| 向いている企業 | 高LTV顧客に絞り込みたい高単価BtoB企業 |
| 公式サイト | https://btobmarketing.tmedia.co.jp/solution/category_marketing/ |
ターゲットメディアは、ABMとカテゴリーマーケティングの立ち上げに特化した支援会社です。社過去の受注データから「受注しやすい顧客カテゴリー」を特定し、攻略シナリオを設計します。
企業名指定広告やCxOレター×BDRなど、ターゲット企業へのアプローチ施策まで伴走支援している点が特徴です。
おすすめ⑦|株式会社カタセル

| 項目 | 内容 |
| 支援タイプ | 営業実行型 |
| 主な特徴 | 約24,000社のDBとリサーチ部隊でキーマン商談を獲得する |
| 向いている企業 | キーマン商談を増やしたい無形商材・ソリューション型企業 |
| 公式サイト | https://katasel.com/ |
株式会社カタセルは、ABMのコンセプトに基づき、キーマンとの商談獲得を支援する会社です。約24,000社の大手・中堅企業データベースからターゲットを抽出し、リサーチ部隊がキーマンを特定します。
ターゲット企業ごとにセールスレターの内容をカスタマイズし、経営層寄りのキーマンとの商談を創出します。IT・Web・マーケティング・コンサルティングなど、ソリューション型・無形商材に強みがある点が特徴です。
契約からアプローチ開始まで約2〜3週間が目安です。
おすすめ⑧|合同会社Wave

| 項目 | 内容 |
| 支援タイプ | 総合伴走型 |
| 主な特徴 | マーケ・IS・FSまで、事業成長を見据えた長期的な伴走型支援を行う |
| 向いている企業 | スタートアップや新規事業で、売り方を固めながら成長したい企業 |
| 公式サイト | https://wave7.jp/ |
合同会社Waveは、BtoB向けの無形商材に特化したマーケティング・セールス支援を行う会社です。マーケティングやインサイドセールス、フィールドセールスの各領域で、事業戦略の立案から実行まで幅広く対応します。
Waveはエンタープライズ企業の開拓に強い企業です。CxOレターを活用した決裁者へのアプローチも支援しています。
大手企業のキーパーソンとの接点をつくりたい企業や、手紙営業を活用して商談機会を増やしたい企業に有効です。
ここまで、ABM支援会社を8社比較してきました。戦略設計から施策実行まで、支援範囲は会社ごとに異なります。
ただし、どの会社を選んでも「狙った企業の決裁者・キーパーソンと商談できるか」は別の課題です。リストや施策は整っていても、接点が不足していると商談化まで時間がかかります。
タクウィルセールスは、こうした商談獲得の実行に特化したサービスです。事前に狙いたい業界・企業規模・役職などをヒアリングしたうえで、エンタープライズ企業の決裁者・キーパーソンとの商談機会を創出します。
次のような企業に向いています。
- ABMの設計やリスト作成は進んでいるが、決裁者との商談が取れない
- エンタープライズ開拓の営業リソースが足りない
- 月額固定費をかけずに、商談設定から任せたい
ABM施策の実行フェーズで商談機会を増やしたい方は、以下から詳細をご確認ください。
おすすめのABM支援会社を選ぶ際のポイント

ABM支援会社は、支援範囲や強みが異なります。自社の課題やリソースに合った会社を選ぶために、以下の5つのポイントを確認しましょう。
✓おすすめのABM支援会社を選ぶ際のポイント
ポイント①|自社が必要とする支援範囲に対応しているか
ABM支援会社によって、戦略設計・データ整備・ターゲット選定・施策実行など対応範囲が異なります。
まずは、自社で対応できる業務と外部に任せたい業務を整理しましょう。例えば「戦略だけ相談したい」「ターゲットリスト作成から任せたい」「CxOレターやBDRの実行までお願いしたい」など、必要な支援を明確にすることが重要です。
支援内容があいまいだと、依頼したい範囲と実際の支援内容がズレてしまいます。そのため、「戦略だけのはずが実行まで任されない」「実行まで任せたいのに設計だけ」といったすれ違いが起きやすいです。
支援の形態も異なるため、自社の不足領域と照らし合わせて選びましょう。
ポイント②|自社と近い業界・商材での支援実績があるか
ABMは、業界や商材、ターゲット企業によって有効なアプローチが異なります。
自社と同じ業界や、近いビジネスモデルでの支援実績を確認しましょう。特にエンタープライズ向け・高単価BtoB商材など、自社に近い案件の経験があるかを見ることが大切です。
SaaSやコンサルティング、製造業など、業界ごとに求められる情報提供や購買プロセスが異なるため、実績のある支援会社の方が初期設計の精度が高くなりやすいです。
ポイント③|戦略設計だけでなく施策の実行まで支援できるか
ABMは、戦略を作るだけでは成果につながりません。実際にターゲット企業へアプローチする必要があります。
そのため、コンテンツ制作や広告、メール、ウェビナー、インサイドセールス、CxOレターなど、対応できる施策を確認しましょう。
特に、ABMの立ち上げ時は社内のマーケティング・営業リソースが不足しているケースも少なくありません。自社だけで施策を回しきれない場合は、コンサルティングだけでなく実行支援まで一貫して任せられる会社を選ぶと進めやすくなります。
ポイント④|営業・マーケティングの連携まで支援してもらえるか
ABMでは、営業とマーケティングが共通のターゲット企業を追うため、部門間の連携が重要です。どちらか一方だけで施策を進めると、狙う企業やアプローチ方法、成果の評価基準にズレが生じやすくなります。
そのため、ターゲット企業やKPIについて、両部門の認識をそろえる支援があるか確認しましょう。CRM・SFA・MAなどを活用した情報共有や運用設計まで対応しているかも見ておくとよいです。
才流やターゲットメディアなど、営業・マーケティングの連携設計を支援内容に含む会社は、部門間のズレが課題になっている企業に向いています。
ポイント⑤|長期契約の縛りや解約条件に問題がないか
ABM支援では、最低契約期間が設定されている場合があります。
3か月・6か月・1年など、どの程度の契約期間が必要なのか事前に確認しましょう。途中解約の可否や違約金、自動更新の有無なども確認します。
初めて外注する場合は、スモールスタートできるプランがあるかも重要です。リベラルハーツのように1か月から対応可能な会社もあれば、シャコウのように原則6か月〜の会社もあります。自社の検証スピードに合わせて選びましょう。
まとめ

ABMとは、特定の企業をターゲットに定め、営業・マーケティング施策を集中させる手法です。
ABM支援会社によって、対応できる業務や得意分野は異なります。戦略設計に強い会社もあれば、ターゲット選定やコンテンツ制作、営業施策の実行まで幅広く支援する会社もあります。
本記事で紹介した8社から、自社が必要とする支援範囲や業界実績、実行体制、契約条件を確認しながら、最適なパートナーを選びましょう。
また、ABMで成果を出すには、ターゲットを選定するだけでなく、実際に決裁者やキーパーソンとの接点をつくり、商談につなげる実行体制も重要です。
タクウィルセールスは、エンタープライズ企業の決裁者・キーパーソンとの商談獲得に特化したサービスです。ABMの設計やリスト作成はできているが商談に至らない、営業リソースが足りないといった企業に向いています。
この記事の監修者

-
株式会社エスプール
ヒューマンキャピタル事業部 ニアバウンド支援部 部長
株式会社エスプール新卒入社。主幹事業である人材派遣事業を経て、ヒューマンキャピタル事業部へ配属。スタートアップ向け営業支援サービスの営業リーダー就任後、個人売上高3億円を達成。人脈を活用した大手企業開拓手法「ニアバウンド」を発信。
最新の投稿
お役立ち情報8月 25, 2026展示会の出展費用はいくら?内訳・規模別の相場とコスト削減方法も解説
お役立ち情報8月 25, 2026おすすめのABM支援会社8選を比較|サポート内容や選定ポイントを解説
お役立ち情報8月 24, 2026展示会の効果測定方法|費用対効果(ROI)の計算式と改善策も解説
お役立ち情報8月 24, 2026展示会は意味ない?成果が出ない5つの理由と商談への改善策を解説