COLUMNタクウィルコラム

株式会社セキュビット 代表取締役が語る 情報セキュリティの最前線で築いた知見と実践力とは

2003年の個人情報保護法が施行される以前から、情報セキュリティの最前線で企業を支えてきた増村氏。

現在は株式会社セキュビットの代表取締役としてスタッフと共に「挑戦と貢献する組織と共に躍動する楽しさを創る」を事業理念として、セキュリティコンサルティング事業と研修事業を展開しています。

セキュリティコンサルティング事業では、盤石なセキュリティ体制を敷くご支援を通じて組織価値の向上を目指しており、研修事業では、未来を担う人財育成を通じて組織価値の向上に貢献しています。

今後も、挑戦と貢献をする組織の力強いパートナーとして、ワクワクするサービスを提供していきます。

増村氏は、情報保護の基盤整備からリスクマネジメントまで、20年以上にわたり多様な現場を経験。
実務者目線と経営的視座を兼ね備えた専門家として、企業の成長を支えています。

今回は、そんな増村氏のキャリアの歩みや現在のお取り組み、そして未来の展望について伺いました。

これまでの歩み

多様な現場で培った、実践的セキュリティ体制の構築

長年にわたり、LINE株式会社や楽天株式会社などのIT企業や、株式会社ジンズホールディングスのような小売り企業、さらにはカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社のようなエンターテインメント企業などの多様な業界でセキュリティ体制の構築や運用支援に携わり、現場目線でのリスクマネジメントを追求してきた増村氏。

人材系企業に勤務していた際、上司の勧めで情報セキュリティ関連の業務に携わるようになった――それが、増村氏のキャリアの出発点でした。

その後、PCゲームが主軸だったLINE株式会社の前身のNHN Japan株式会社に初の情報セキュリティ担当者として入社。

後に、ガラケーからスマートフォンに舞台が変わり、LINE株式会社に名を変えていく中で部署責任者として、急拡大するユーザー数に対応しながら、事業拡大と安全性を両立させる難しさを現場で痛感しました。こうした経験が、後の活動の原点となっています。

その後、楽天株式会社で、サイバー犯罪対策室室長や情報セキュリティ統括室室長を歴任。
グループ全体のセキュリティガバナンスの進行および、CISOスキームの確立並びに各子会社へのCISOの設置を牽引しました。

続いて、株式会社ジンズホールディングスで情報セキュリティ部門の立ち上げを担当。

ITガバナンスグループ 統括リーダーとして、組織体制を整備しながら社内外の情報や顧客を守る体制を構築しました。

さらに、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社では、セキュリティ統括部の部長として、グループ全体のセキュリティ戦略の策定と実施、グループ全体の情報セキュリティガバナンスを担当しました。

※社名は全て増村氏在籍時の名称

現在のお取組み

コンサルティングと研修で企業の現場力を向上

豊富な実務経験をもとに、2022年に株式会社セキュビットを設立しました。

株式会社セキュビットでは、情報セキュリティに関するコンサルティング事業および研修事業をを展開しており、企業が自律的に安全運用を行える体制づくりを支援しています。

単にシステム導入やルール整備をするだけでは不十分です。
社員一人ひとりがリスクを理解し、基礎的な所ではウィルスメールを開かない、個人情報を安全に扱うなど、自ら考えて日々の業務で適切に行動できる状態を目指しています。

そのため、株式会社セキュビットでは、企業の実情に合わせた研修プログラムを設計し、サイバーセキュリティ研修や情報リテラシー教育、AI活用研修など、実践的なトレーニングも提供しています。

中でも、「現場が動ける状態を保つ」ことを重視し、机上の理論ではなく、日々の業務に落とし込めるアドバイスに力を入れています。

セキュリティにおける課題は、企業規模や業界、組織文化によって異なります。

そのため、「経営層との方針策定」から「現場担当者との実務設計」まで、一貫して支援しながら、企業が自らの力でセキュリティ運用を継続できるよう導いています。

未来への展望

セキュリティを成長の基盤に――企業と共に描く未来

AI技術の進化によって、サイバー攻撃の手法はより巧妙かつ多様になっています。

こうした変化の中で、いま企業に求められることは、「単に最新のツールを導入することではなく、社員一人ひとりが自ら考え、判断し、行動できる“人の強さ”を備えること」だと語ります。

どれだけテクノロジーが発達しても、最終的に組織を守るのは「人」。
その根底にある意識の差が、セキュリティの成否を分けると強調します。

現場の理解や意識を伴わなければ、どんな仕組みも形骸化してしまう――。
そうした想いから、株式会社セキュビットでは、「仕組み」と「人」の両面を強化する教育・啓発プログラムを展開しています。

また、今後は「個人の情報リテラシーが社会全体の安全につながる」という信念のもとBtoBだけでなく、BtoCの支援にも視野を広げていく予定です。

「引き続き現場に寄り添いながら、法人、個人が自らの手でセキュリティを築いていけるよう支援を続けていきたい」と増村氏は語ります。

まとめ

20年以上にわたり、多様な業界で情報セキュリティ体制の構築に携わってきた増村氏。

現場で培った知見と実践力をもとに、株式会社セキュビットを設立し、スタッフと共に仕組みと人の両面から企業の成長を支援しています。AI時代においても、最終的に組織を守るのは「人」。だからこそ、現場に寄り添い、社員一人ひとりが自ら考え行動できる力を育てていく――。

その想いを胸に、株式会社セキュビットとして共に企業や個人が自らの力で安全と成長を築けるよう支援を続けていきます。

この記事の監修者

清水 聖子
清水 聖子
清水 聖子
株式会社エスプール
ヒューマンキャピタル事業部 ニアバウンド支援部 サービス推進グループ

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