COLUMNタクウィルコラム

決裁者からアポイントを取るためのトークスクリプトとは?例文を使って解説

決裁者 アポ トークスクリプト

決裁者と話す前に受付で断られてしまう
つながっても、うまくアポにつなげられない

といった悩みを抱えている営業担当者が多いのではないでしょうか。決裁者へのアポイント獲得は、営業成果を左右する重要なステップです。

しかし、限られた時間で相手の関心を引くには、戦略的なトークスクリプトが欠かせません。

本記事では、受付突破からアポ獲得までを想定したトークスクリプトの作成方法や、実際に使える例文をご紹介します。ぜひ自社の営業活動にお役立てください。

▼この記事でわかること

この記事の監修者

長峰 彩乃
長峰 彩乃
株式会社エスプール
ヒューマンキャピタル事業部 ニアバウンド支援部 部長
株式会社エスプール新卒入社。主幹事業である人材派遣事業を経て、ヒューマンキャピタル事業部へ配属。スタートアップ向け営業支援サービスの営業リーダー就任後、個人売上高3億円を達成。人脈を活用した大手企業開拓手法「ニアバウンド」を発信。

「決裁者に効果的なアプローチをしたい」とお考えの方には「タクウィルセースル」をおすすめします。タクウィルセールスは、14,000名以上の人脈を活用して、決裁者商談を創出するサービスです。

商談件数に応じた料金システムなので、月額固定費ゼロでリスクなく、商談設定まで丸ごとお任せいただけます。気になる方は、お問い合わせください。

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決裁者にアポイントを取る際にトークスクリプトが重要な理由

決裁者にアポイントを取る際にトークスクリプトが重要な理由

決裁者にアポイントを取るためには、トークスクリプトは重要です。ここでは、営業担当者と会社、それぞれの観点からトークスクリプトを用意するメリットを紹介します。

営業担当者にとってのメリット

営業担当者にとってのメリットは、主に以下の3つです。

▼営業担当者にとってのメリット

理由①|伝えるべきことが漏れない

トークスクリプトがあることで、電話中に話すべき内容を確実に伝えられます。そのため、以下のようなことを明確に整理しておきましょう。

このような準備がないと、相手に響く提案ができず、アポイント獲得のチャンスを逃してしまう場合があります。特に、決裁者との会話は短時間のため、伝え漏れは致命的です。

トークスクリプトがあることで、伝える漏れを防ぎ、結果として成功率が高まります。

理由②|想定外の質問にも対応しやすい

スクリプトを用意しておくことで、想定外の質問にも対応しやすくなります。基本的な会話の流れがスクリプトによって定まっているため、もし予期せぬ質問を受けた際にも、慌てずに冷静に対応できます。

例えば、下記のような、答えにくい過去の課題や弱点に関する質問です。

「御社のサービスは、以前〇〇という点で課題があると聞いたのですが、現在はどのように改善されていますか?」

スクリプト(または想定問答集)に課題とその対策が整理されていれば、動揺せずに事実と現在の対策を冷静に説明できます。

会話が本筋から逸れてしまった場合でも、本来の話題に軌道修正しやすくなる点も大きな強みです。

理由③|心理的な負担が軽減される

トークスクリプトがあることで、「うまく話せるか不安」といった心理的な負担を大きく減らせます。特に電話は、相手の反応が読めないため緊張しやすく、断られることへのプレッシャーも強く感じるものです。

スクリプトを用意すると、「何を伝えればよいのか」「どの順番で話すべきか」が明確になり、安心して臨めます。

その結果、相手に対しても丁寧で落ち着いた印象を与えることができ、アポイント獲得につながります。

会社にとってのメリット

続いて、会社視点でのメリットを2つ紹介します。

▼会社にとってのメリット

理由④|社内のノウハウを共有できる

トークスクリプトを作成すると、成果を上げている営業担当者のノウハウを、チーム全体に共有できるようになります。例えば、アポイント獲得率の高い方が使っている言い回しや話の順序などを、文章化することで、ほかのメンバーにも共有できます。

こうした成功パターンを、トークスクリプト形式で蓄積することで、今後の営業活動にも活かせるのはメリットです。

また、トーク内容を全員が共通で参照できる状態にしておくことで、メンバーごとの営業スキルにばらつきが出にくくなります。

その結果、属人化を防ぎ、再現性のあるアプローチを確立しやすくなります。

理由⑤|新人教育の効率化につながる

トークスクリプトがあると、新人教育のスピードと質を高められます。なぜなら、トークスクリプトが用意されていれば、それを読みながら実践するだけで、一定水準のトークができるからです。

「伝えるステップ」や「断られたときの切り返し方」などの対応を具体的に示しておくと、新人でもアポイント獲得率の向上が見込めます。

また、指示の内容が統一感されることで、教育担当者の負担も減ります。

効率的な教育体制の構築は、早期戦力化にもつながるので、ぜひトークスクリプトを用意しましょう。

しかし、テレアポで決裁者との商談を取ることは、なかなか難しいと言えます。「タクウィルセールス」なら、14,000名以上の人脈とデータベースを活用し、決裁者商談をピンポイントで獲得します。

月額固定費はかからず、費用は商談単価のみなので、コストを抑えて始めたい企業にも最適です。効率的な決裁者との商談創出を目指すなら、タクウィルセールスの活用をぜひご検討ください。

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【例文あり】テレアポで受付を突破するトークスクリプトとポイント

テレアポで受付を突破するトークスクリプトとポイント

ここからは、テレアポで受付を突破するための、トークスクリプトの例文とポイントを紹介します。

まずは、トークスクリプトの例を見ていきましょう。

トークスクリプトの例

下記、3つの場面に合わせたトークスクリプト例を紹介します。

▼トークスクリプトの例

代表電話にかける場合

代表電話にかける場合、担当部署や担当者名が不明なため、受付で断られてしまうケースも多く、テレアポの中でも特に難しいと言えます。 ここではまず、担当者の名前を確認することが初めのステップです

以下に例文を記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

お忙しいところ恐れ入ります。

株式会社エスプールのAAAと申します。
〇〇のご担当者様は、いらっしゃいますでしょうか?

ーーーーー不在の場合ーーーーー

かしこまりました。本日お戻りは17:00〜18:00頃でしょうか?
最後に、〇〇のご担当者様のお名前をお願いします。

ーーーーー在席の場合ーーーーー

株式会社エスプールのAAAと申します。

〇〇の件でお電話だったんですが、
ただいま、1〜2分ほどお時間よろしいでしょうか?

(はいの場合)

ありがとうございます。

本題に入る


担当部署が分かっている場合

担当部署が分かっている場合、代表電話から手探りで担当者を探すよりもターゲットに一歩近づいており、少し難易度は下がります。 

ここでは、部署名を指定して担当者に繋いでもらう、あるいは担当者名が分かっている場合の例文を見ていきましょう。

お忙しいところ恐れ入ります。

私、株式会社エスプールのAAAと申します。
〇〇部のXXX様はいらっしゃいますでしょうか?

ーーーーー不在の場合ーーーーー

かしこまりました。本日お戻りは17:00〜18:00頃でしょうか?

ーーーーー担当に変わったの場合ーーーーー

私、株式会社エスプールのAAAと申します。
本題に入る


決裁者情報が分かっている場合

決裁者情報が分かっているこのケースでは、担当者を探すステップを省略できるため、直接アプローチしやすくなります。

決裁者情報が分かっている場合のトークスクリプトの例文は、以下の通りです。

お忙しいところ恐れ入ります。

私、株式会社エスプールのAAAと申します。
〇〇部のXXX様はいらっしゃいますでしょうか?

ーーーーー不在の場合ーーーーー

かしこまりました。本日お戻りは17:00〜18:00頃でしょうか?

ーーーーー担当者が対応した場合ーーーーー

お世話になります。株式会社エスプールのAAAです。
XXX様にご相談がありご連絡しました。

ただいま、1〜2分ほどお時間よろしいでしょうか?

(はいの場合)

本題に入る


受付を突破するためのポイント

受付を突破するには、以下の4つのポイントを抑えましょう。

▼受付を突破するためのポイント

ポイント①|自信を持って話す

テレアポは、最初の数秒で印象が決まるため、自信を持って話すことを意識しましょう。落ち着いたトーンで、ハキハキと喋ることを意識するだけで、相手に丁寧な印象を与えられます。

逆に、不安そうな声や曖昧な話し方をすると、「怪しい」「取り次ぐ必要がなさそう」と判断される可能性が高まります。

このように、不安があると相手にも伝わりやすいため、トークスクリプトを用意して、話す内容を整理しておきましょう。

トークスクリプトを読む際には、声がこもらないように、なるべく目線を上げて話すことがおすすめです。

ポイント②|用件は簡潔に話す

受付担当者は忙しいことが多いため、要件を具体的かつ簡潔に伝えましょう。「○○の件でご連絡しました」「○○様に確認していただきたい内容がありまして」といった形で、主旨を一言で伝えるのが効果的です。

内容の説明に入る前に、まず「誰に・何のために」連絡したのかを伝えることも重要です。目的がはっきりしていて、丁寧な印象を与えられれば、取り次ぎへの心理的なハードルも下がります。

ポイント③|担当者の名前はトークに入れる

担当者の名前を事前に調べ、トークの中に使うことで、受付の対応が大きく変わります。「〇〇部のXXX様をお願いいたします」と伝えると、信頼性が高く見え、業務連絡として扱われやすくなります。

名前を出さず「ご担当者様」などの曖昧な表現だけだと、受付側も判断に迷い、取り次ぎを避ける可能性が高いです。

名前が分からない場合でも、「〇〇部のご担当者いらっしゃいますでしょうか」と、役職を伝えることがポイントです。できる限り、企業サイトやSNS、過去の名刺などで名前を調べておくと、スムーズな対応につながります。

ポイント④|不在の場合は担当者の名前を聞いておく

担当者が不在でも、情報を得て次回につなげることが重要です。

「また改めてご連絡いたしますので、差支えなければご担当様のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」と丁寧に確認しましょう。

名前がわかれば、次回からは「○○様をお願いします」と直接つながりやすくなります。

また、担当者が戻られる時間や、都合の良い曜日・時間帯も聞いておくと、次回からのアプローチが確実になります。

ここで粘りすぎると印象が悪くなるため、あくまで自然な会話の流れで、担当者の名前を聞くことが大切です。

【例文あり】決裁者本人と対話する際のトークスクリプトとポイント

決裁者本人と対話する際のトークスクリプトとポイント

ここからは、決裁者本人と対話する際のトークスクリプトの例文とポイントを紹介します。

まずは、トークスクリプトの例文を確認していきましょう。

トークスクリプトの例

以下の4つの場面での例文を紹介します。

▼トークスクリプトの例

冒頭の挨拶と自己紹介をする場合

決裁者に、冒頭の挨拶と自己紹介をする際の例文を、テレアポとオフライン、それぞれの場面に分けて紹介します。

まずは、テレアポの際の例文を紹介します。

【テレアポの場合】

お忙しいところ恐れ入ります。
私、株式会社エスプールのAAAと申します。

XXX様のお電話で、お間違いないでしょうか?
今回、◯◯サービスのご提案でお電話いたしました。

続いて、直接お会いする際の例文を紹介します。

【オフラインの場合】

本日はお時間をいただきありがとうございます。
株式会社エスプールのAAAと申します。

短時間ですが、◯◯の件でご相談させていただきたく、本日お伺いしました。

提案内容を伝える場合

続いて、提案内容を伝える場合の例文を紹介します。

弊社エスプールは、「TAKUWIL(タクウィル)セールス」という、大手企業、いわゆるエンタープライズ企業の決裁者との商談設定に特化したご支援をしております。

「なかなか決裁権を持つ方とのアポイントが取れない」
「担当者レベルの商談は多いが、そこから先に進まず時間がかかる」

といったお悩みを非常によく伺うのですが、御社では同様の課題を感じられることはございますでしょうか?

「TAKUWILセールス」は、弊社の14,000名を超える豊富な人脈データベースを駆使し、御社がアプローチしたい企業の決裁者との商談をピンポイントでセッティングいたします。

月額の固定費はかかりませんし、ターゲットリストをいただければ、アプローチから商談設定まで弊社で完結させます。

実際に、多くの企業様で「決裁者商談が増え、リードタイムが数ヶ月単位で短縮した」「今までアプローチできなかった企業とつながれた」といった成果が出ております。

アポイントを打診する場合

相手の反応が悪くなければ、アポイントを打診します。その例文も確認しておきましょう。

ぜひ一度、詳しい内容をお話しできればと思いますが、来週あたりで、ご都合の良いお時間はございますか? 

ご予定に合わせて日程を調整いたします。念のため、詳細をご案内できるようにメールアドレスをお伺いしてもよろしいでしょうか?

反論や断りに切り返す場合

すべての提案がうまくいくわけではないため、反論への切り返しも確認しておきましょう。

担当者)

いったん検討したいので、今は大丈夫です。

営業)

ありがとうございます。ちなみに、検討される際にどのような点をご懸念されていますか? 
類似業種で成果が出た事例もございますので、改めてご説明できればと思います。

担当者)

あまり時間が取れないので、大丈夫です。

営業担当)

ありがとうございます。
お忙しいかと存じますが、10分だけでもお時間をいただければ幸いです。

担当者)

予算的に厳しいです。

営業)

ありがとうございます。
差支えなければ、今導入しているサービスをお伺いしてもよろしいでしょうか?

費用対効果を改めてお伝えさせていただければと思うのですが、いかがでしょうか?

アポイントを取るためのポイント

続いて、アポイントを取るためのポイントを3つ紹介します。

▼アポイントを取るためのポイント

一つひとつ確認していきましょう。

ポイント①|端的に内容が伝わるようにまとめる

決裁者とのアポイントの際には、要点だけに絞って、結論から伝えることを意識しましょう。決裁者は、普段忙しいため、1件あたりに割ける時間が限られています。

「〇〇の件で御社の〇〇に貢献できるご提案です」というように、相手のメリットを最初に伝えることが重要です。

また、話の展開も「結論→御社の課題→解決策→実績」の順でまとめると伝わりやすくなります。不要な前置きや曖昧な表現を避け、簡潔かつ具体的な言葉で話すことがポイントです。

ポイント②|早口にならないように気を付ける

ゆっくりと落ち着いた話し方を意識することで、信頼を得やすくなり、アポイント獲得につながります。早口になると、内容が伝わらないだけでなく、不信感や警戒心を与えることにもなりかねません。

特に、トークスクリプトを読み上げるように話すと、自然な会話のリズムを失いやすくなります。

そのため、間を取ることを意識し、相手の反応を見ながら話すようにしましょう。語尾までしっかり発音し、聞き取りやすいスピードで話すことが、安心感につながります。

ポイント③|自分から日時を提示する

アポイントを取りやすくするには、具体的な候補日時をこちらから提示しましょう。「ご都合のよいお時間はありますか?」といった聞き方は、一見丁寧ですが、相手にとっては判断の負担になります。

その代わりに「来週の火曜か水曜の午後はいかがでしょうか?」のように、選択肢を示すことで、答えやすくなります。

相手に考えさせずに、空いている日時を聞き出すことが大切です。

このようなポイントを意識することで、アポ獲得率は上がりますが、決裁者にたどり着くまでには多くの時間を要するかと思います。

そこで「タクウィルセールス」を検討してください。タクウィルセールスを利用すれば、多くの人脈を通じて、決裁者商談をピンポイントで獲得できます。

商談に集中できる環境づくりができるため、効率的な成果が期待できます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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まとめ:決裁者からアポイントを取るにはトークスクリプトを準備しよう

まとめ

決裁者からアポイントを取るには、トークスクリプトの作成が欠かせません。トークスクリプトを作成すると、単に営業担当が話しやすくなるだけではなく、ノウハウの共有や新人育成にも役立ちます。

ぜひこの記事を参考に、トークスクリプトを作成してみてください。

しかし、トークスクリプトを作成しただけで、決裁者からアポイントを取れるほど簡単ではありません。

決裁者と効率よくつながるには、人脈を活用して、接点をつくることが効果的です。

そこでおすすめしたいのが、紹介やツテをもとにアプローチする「ニアバウンド」を活用した「タクウィルセールス」です。

タクウィルセールスは、最短距離で決裁者との商談創出を支援するサービスです。14,000社以上の人脈とデータベースから決裁者を紹介できます。気になる方は、お問い合わせください。

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この記事の監修者

長峰 彩乃
長峰 彩乃
株式会社エスプール
ヒューマンキャピタル事業部 ニアバウンド支援部 部長
株式会社エスプール新卒入社。主幹事業である人材派遣事業を経て、ヒューマンキャピタル事業部へ配属。スタートアップ向け営業支援サービスの営業リーダー就任後、個人売上高3億円を達成。人脈を活用した大手企業開拓手法「ニアバウンド」を発信。

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