パナソニック株式会社 元技術部長が語る 6年間で技術支援から営業支援まで──約50社を支援した新しい顧問像に迫る
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技術開発の現場から経営支援、さらに人脈を活かした営業支援まで——。
多彩なキャリアを歩んできた大森顧問。
パナソニック株式会社で培った通信分野の深い専門性と、現場密着の課題解決力は、多くの企業から厚い信頼を得ています。
今回は、その歩みや支援実績、紹介活動への想い、そして仕事哲学について伺いました。
これまでの歩み
通信技術の進化とともに歩んだ開発者人生
「私のキャリアは電話機の開発設計から始まりました。コードレス電話やPHS、VoIP(ボイス・オーバーIP)、無線LANを携帯電話に搭載する新規プロジェクト、携帯電話の開発、IoTやロボティクス向けのデバイスソリューションなど、新しい技術に基づいた商品や試作機を世の中に送り出してきました。お客様に喜んでいただける商品を形にすることが大きなやりがいでした」
商品・技術開発設計と並行して、特許登録33件を達成。開発者としての基盤を築いた経験は、現在の顧問活動の礎となっています。
支援実績と学び
現場に根差し、成長を続ける顧問としての姿勢
「Bluetooth Low Energyを用いたセンサーでのデータ通信不具合の解析と対策が、最初の大きな顧問案件でした。問題を迅速に解決できたことで契約が延長され、次の案件にもつながりました」
その後、無線通信やIoTを中心に、6年間で50社以上を支援。「初回の成果が信頼につながり、次の支援機会をいただける。その繰り返しで私自身も成長できました」と語ります。
ご紹介活動への想い
長年の支援で築いたつながりが、次代の成長企業を後押しする
「企業様から知り合いの会社との商談を求められた際には、できる限り誠実に橋渡しをしています。断られることもありますが、嫌がられることはほとんどありません。人脈の多くは、技術顧問として深く関わってきた企業で築いた信頼関係に基づいています」
商談をきっかけに関係が広がり、企業の成長につながることが自身のやりがいに。そうした姿勢が、大森顧問の紹介活動を継続的に価値あるものにしています。
仕事への哲学
「お客様に喜ばれる仕事」を貫く原点
「お客様に喜ばれる商品をつくる。それに尽きます」
パナソニック入社当時に学んだ松下幸之助の教えが、今も大森顧問の仕事観の根底にあります。「評論家になるのではなく、現場を見て、共に課題を解決する。その中で成果につながる支援を心がけています」
現場に足を運び、経営者や社員の声を直接聞く姿勢を大切にしています。技術課題の解決や人材育成、営業支援など、活動は多岐にわたりますが、その根底に流れるのは「現場密着」と「喜ばれる支援」。それが大森顧問の哲学です。
今後も、「技術やノウハウだけでなく、人と人をつなぐ“信頼”を次の世代へ伝えたいです。顧問として関わる企業の成長が、私自身の喜びでもあります」と展望を語ります。
まとめ
技術者としての専門性を武器にしつつ、現場に寄り添い信頼を築いてきた大森顧問。紹介活動においても「一度きりの商談」にとどまらず、企業との関係を広げる姿勢が印象的でした。その哲学は、変革期にある多くの企業に新しい一歩を踏み出す勇気を与えています。

この記事の監修者

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清水 聖子
株式会社エスプール
ヒューマンキャピタル事業部 ニアバウンド支援部 サービス推進グループ
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