COLUMNタクウィルコラム

株式会社ワンダーコーポレーション(現REXT Holdings(株)) 元執行役員が語る 音楽業界で築いた構想力と実践力、人脈で企業の未来を共に描く

エンタメ業界の現場から経営の中枢まで歩み、現在は顧問として多方面の企業支援を手がける福嶋顧問。
音楽への情熱を原点に、業界の変化を乗り越えてきた経験は「変革期にある経営者に寄り添う」姿勢を強く感じさせます。

今回は、キャリアの歩みや転機となった経験、顧問としての取り組み、そして未来への展望について伺いました。

これまでの歩み

音楽を軸に、現場から経営まで歩み続けたキャリアの軌跡

福嶋顧問のキャリアは、新星堂での音楽ソフト販売から始まりました。
「もともと音楽が好きで、音楽に関わる仕事をしたいと考え入社しました。当時はまさにCDの時代でした。」

その後、店舗スタッフから本部マーケティング部門に異動し、映画ビデオの販売促進を担当。
「現場での経験と本部での企画を行き来しながら、業界の変化を肌で感じました」と振り返ります。

エリアマネジャーや部長職を経て東日本統括部長へ。 さらに株式会社ワンダーコーポレーションに転じ、執行役員やブランド責任者としてM&Aや経営統合を経験し、事業再建を担いました。

転機となった経験

販売から体験、配信へ─変革期を切り拓いた挑戦

音楽業界における大きな転機は、CD販売からイベントプロモーション、そして配信へとチャネルが変化していったことでした。
「CD販売が低迷した際は、商業施設でアーティストを招いてサイン会やライブを開催することで、大きな反響を得ました。

さらに2020年以降のコロナ禍で打撃を受けた際は、配信という新しいチャネルを活用することで、遠方の方にも楽しんでもらえるイベントが増えました。」

このような経験から、プロダクトアウトからマーケットインへの転換も強く意識するようになりました。「お客様のニーズに合わせて商品やサービスを変化させていくことが大切だと考えています」と強調します。

顧問としての取り組み

専門領域にとどまらず、企業の挑戦に伴走する顧問として

福嶋顧問は「長いお付き合いを続けるためには専門分野にとどまらず幅広い知識が必要。
だからこそ、今も経営全般の勉強を続けています」と語ります。

支援例として、マーケティング会社の新規事業開発があります。
当初はネットワークを評価された営業支援から始まりましたが、それだけにとどまらず、

現在は音楽イベントとのコラボに際して企画づくりにも携わっており、新しいチャレンジに、学びながら取り組んでいます。

また、物流企業への支援でも「営業支援から始まり、その後は新たにイベント会場での物販やファンコミュニティの運営サポートまで事業を拡大する際の事業開発支援まで活動領域が広がりました」と語ります。

顧問活動を通じて「仕事の本質は、一緒に喜んで、一緒に悔しんで、もっと面白いことができるのではないかという発見を重ねていくことにある」と実感しています。

未来への展望

経験を糧に、成長企業と共に新たな可能性を切り拓く

現在は後継社長や若手起業家に寄り添いたいと語ります。

「素晴らしいサービスを持ちながらも、どのようにして消費者へ届ければいいか悩んでいる」という企業にこそ支援したいとの思いを強調します。

「優秀な起業家は多いですが、足りない経験を自身が補って、届け方を一緒に考えることで、 次のステージに進むお手伝いができればと思います。」

まとめ

福嶋顧問の歩みからは、業界の大きな変化を受け入れながら常に「お客様のニーズ」に立ち返る姿勢がうかがえました。
本インタビューを通じて、福嶋顧問の経験と哲学が、多くの企業にとって新たな成長のきっかけになると強く感じました。

この記事の監修者

清水 聖子
清水 聖子
清水 聖子
株式会社エスプール
ヒューマンキャピタル事業部 ニアバウンド支援部 サービス推進グループ

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